住所をクリックするとOpenStreetMapに飛び、当院周辺地図を表示できます!
小児は大人を小さくしたものではない。医学部小児科の講義の最初に言われます。完成した大人と成長発達過程の小児は全く違うので、大人のやり方で小児を治療することは最善ではありません。成人から小児まで超一流に対応できる大谷選手級の二刀流はほぼ無理なので、小児科専門医が必要なのです。
当然、治療のみならず、健診や予防接種など小児保健全般に対応できます。健診では育児相談、予防接種では適切な接種や副反応への対応も必要です。非専門医が他科診療の片手間に行うには荷が重いでしょう。専門医にアクセスできる人が専門医を利用しない手はありません。
小児科=小児科専門医ではありません。非専門医が小児科の看板を掲げても法律上問題ありません。小児科医不在地域で小児医療の受け皿を担うために小児科を掲げる熱心な内科の先生方がいる一方で、その他の目的の方のいるようです。ちなみに小児科専門医かどうかは以下で調べることができます。(https://www.jpeds.or.jp/modules/senmoni/)
小児科専門医も様々です。知識や経験、性格、子育て経験などによります。知識や経験による医療の質の差は当然、それを説明する会話能力も様々です。予防接種の副反応や予定の説明、健診・育児の相談もあるので、小児科医は話してばかりです。相性は非常に重要でしょう。よくしゃべる院長は「話をしやすくて良い」とか「親しみがある」と思われることもあれば、「慣れ慣れしくて嫌」とか「馬鹿にされた感じ」とか言われることもあります。親御さんの性格が合わないとお互いに疲れます。自分は多くの一般的な方とは上手くやっていけると思っていますが、たまに合わずに苦労することがあります。以下の「当院の治療方針」をご理解いただけない方や「院長との相性診断」の例に該当しそうな方は他院の方が良いかもしれません。
以下に該当する方は、当院受診でストレスが溜まる可能性、院長が苦手意識を持つ可能性があります。
A1 検査で反応があれば必ずアレルギーという訳ではありません。特に食物は検査が陽性であっても実は大丈夫ということがしばしばあります。実際に食べてどうなったのか、それが偶然ではなく、繰り返されるのかなど、色々な状況を考慮し、検査の必要性を判断します。不要な検査は、陽性反応を見た時にこれまで大丈夫だった食材まで避けたくなるという無駄な除去につながることが多いです。また、当然ですが採血は痛いです。当院は普通に静脈採血をしますが、敏感な指先からの採血は特に痛いです。できれば最低限にしたいところです。
A2 乳児湿疹はアレルギーが主と思われていましたが、今は皮膚が薄く、涙・よだれ・汗が多いといった乳児の要素と、持って生まれた皮膚保水能力の差が主因と分かっています。乳児湿疹を放置すると、そこから色々な物質が侵入してアレルギーを引き起こす契機となることも分かっています。アレルギーから湿疹ではなく、湿疹からアレルギーなので、まずは徹底的なスキンケアが大事です。それでも改善しない時に検査や食物除去が考慮されます。
A3 札幌等への通院が大変だから当院で処方という場合は紹介状がないと難しいです。処方は症状の変化を見ながら行うものなので主治医にしてもらうのが一番です。それを代行するなら主治医の方針を知る必要があります。短期ならまだしも、何の情報もない方の処方を大量に希望されても期待に応えられません。当然ですが、本人なしの処方は規則で基本的に禁止されていますのでお許しください。
A4 人体は水を貯められないので、脱水でない人に点滴しても効果なしです。また短時間で入る水分や栄養は僅かなので、本格的な脱水は入院して時間をかけ点滴する必要があります。口から飲んだ方が血管からより体に優しいです。点滴が血管外に漏れた場合に大きな傷跡を残すことも稀にあります。点滴は本当に必要な時にしかしません。また血液やウイルス検査等も、結果が治療方針の決定に必須で、保険診療の規則に合致する場合しか行いません。医学的、規則的な判断に伴わない、園や学校の希望による検査は自費検査とせざるを得ません。