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小児科、アレルギー科
うとないキッズクリニック
北海道苫小牧市北栄町1-22-36

TEL: 0144-53-8080

当院を始めて受診される方へ

小児科専門医とは

 小児は大人を小さくしたものではない。医学部小児科の講義の最初に言われます。完成した大人と成長発達過程の小児は全く違うので、大人のやり方で小児を治療することは最善ではありません。成人から小児まで超一流に対応できる大谷選手級の二刀流はほぼ無理なので、小児科専門医が必要なのです。

 当然、治療のみならず、健診や予防接種など小児保健全般に対応できます。健診では育児相談、予防接種では適切な接種や副反応への対応も必要です。非専門医が他科診療の片手間に行うには荷が重いでしょう。専門医にアクセスできる人が専門医を利用しない手はありません。

 小児科=小児科専門医ではありません。非専門医が小児科の看板を掲げても法律上問題ありません。小児科医不在地域で小児医療の受け皿を担うために小児科を掲げる熱心な内科の先生方がいる一方で、その他の目的の方のいるようです。ちなみに小児科専門医かどうかは以下で調べることができます。(https://www.jpeds.or.jp/modules/senmoni/)

 小児科専門医も様々です。知識や経験、性格、子育て経験などによります。知識や経験による医療の質の差は当然、それを説明する会話能力も様々です。予防接種の副反応や予定の説明、健診・育児の相談もあるので、小児科医は話してばかりです。相性は非常に重要でしょう。よくしゃべる院長は「話をしやすくて良い」とか「親しみがある」と思われることもあれば、「慣れ慣れしくて嫌」とか「馬鹿にされた感じ」とか言われることもあります。親御さんの性格が合わないとお互いに疲れます。自分は多くの一般的な方とは上手くやっていけると思っていますが、たまに合わずに苦労することがあります。以下の「当院の治療方針」をご理解いただけない方や「院長との相性診断」の例に該当しそうな方は他院の方が良いかもしれません。

当院の診療方針

  • 検査、治療、紹介は、児にとっての最善は何なのか?医学的妥当性・必要性は?保険診療規則との兼ね合いは?高次医療機関の適応か?などに配慮にしながら決めます。そのため全てが希望通りとはならないことをご理解ください。
  • 検査は、病状や児の負担に加え、保険診療規則も考慮して決めます。年齢や回数制限があるものがあります。医師の判断に基づかない、園や学校などからの圧力による純粋な希望検査は自費診療にせざるを得ません。
  • レントゲンは最低限度です。CTと比べればとても少量ですが被ばくです。増えれば増えるほど発がん率が高くなりますので、先の長い小児では大人以上に気を遣う必要があります。
  • 点滴も本当に必要なときのみです。口から飲めるなら、血管から入れるより体に優しいです。口から飲める見込みがないなら、入院を考慮すべきです。点滴が漏れてケロイド状になることも希にあります。
  • 抗生剤は必要最低限です。使った方が早く治ることもありますが、使わなくて済むことが多いです。自分も子持ちなので早く良くなって欲しい気持ちは分かりますが、使えば使うほど抗生剤が効かない菌が増え、本人および世の中のその後の治療に影響がでます。
  • 高次医療機関への紹介は必要性がなければしません。必要があっても緊急性がなければ即日紹介もしません。高次医療機関に必要以上の負担をかけるわけにはいきません。
  • 手抜き診療はしたくありません。そのため待ち時間が長くなることがあります。時間予約や順番予約など、どれも一長一短あって永遠の課題です。申し訳ありません。
  • 重症な方は早めに診て、早めに治療や高次医療機関に紹介したいです。その方が児だけでなく紹介される方も助かります。症状により順番の前後がありますが、お許しください。
  • 診察無しでの処方はしません。無診察投薬は保険診療でも自費診療でも違法行為です。お上に知られたら当院が怒られます。

院長との相性診断

以下に該当する方は、当院受診でストレスが溜まる可能性、院長が苦手意識を持つ可能性があります。

  • シールを壁に貼っている子に「おうちに帰って貼ろうね」と言ったら怒る方。優しく普通に言ったのに、後でスタッフが剥がせばいいと怒られました。それ以来、当院では頑張ったねシールをあまり渡さなくなりました。
  • 他院と同じ薬をだし欲しいと一方的に要請される方。短期はありですが、長期とか、何回もとかなら、処方責任があるので紹介状が欲しいです。数ヶ月に1回札幌に行くから、それ以外はこっちで定期処方してと言われた方にそのお願いしたら「使えない医者」扱いされました。
  • 待合の床に座り込んで、スナック菓子を広げて親子で食べる方。椅子は空いていたのですが…。他の方のご迷惑となります。衛生的に気になりませんか?
  • 大きな病院への紹介状だけが目的の方。診察して必要性がなければ紹介できません。必要があっても緊急性がなければ後日です。明日までに治したい、用事あるから緊急でと迫られても無理です。前医がいれば前医に紹介してもらってください。経過を知った前医の紹介状の方が情報が多く、紹介される方も有難いです。
  • 思い通りにならないと怒ったり、強迫する方。希望通りにならないと激高され、態度が悪い、馬鹿にされたと言われる方がいます。30分も説明していれば疲れて棘のある言い方をしてしまったかもしれませんが、当院はディズニーではありません。心が折れます。ネットに書くと言われても無理な注文は無理です。書かれたとしても、ネットで返信は火に油なので何もしないだけです。年に1回くらい口コミを有料で消すという怪封書が来ます。投稿者しか消せないのにどうやるのでしょうか?高額で一度利用すると度々同様の封書が届くようなのでスルーしています。
  • ネットへの投稿で意見をしてくる方。サイトは沢山あり、一方的な主張は誇張・虚偽も多く怖くて直視できないので、その意見は当院には届きません。ご意見・進言のある方は直接お願いします。その方が改善につなげることができて有難いです。ちなみに自分も投稿することはありますが、商品やお店の良い点のみです。応援や励ましの気持ちからです。他のことは書きません。どうしても意見したい時は直接連絡です。自分に落ち度はない?気づけていない相手の事情はないか?とか考えると、一方的にネットに書くことは改善要求ではなく、他の目的に思えるからです。
  • 「後医は名医」という言葉を理解できない方。前に診た医者の診断や治療経過を参考にできるため、後から診た医師の方がより良い判断ができるという意味です。当院が先でも後でも同じです。他に行ったら良くなったと言われても、早く診断・治療ができずに申し訳ありませんでしたとしか言えませんし、当院に来たら良くなったと言われても、自分はすごいだろと自惚れる気にもなりません。

よくある検査や治療に関する質問

Q1 アレルギー検査をしたい

A1 検査で反応があれば必ずアレルギーという訳ではありません。特に食物は検査が陽性であっても実は大丈夫ということがしばしばあります。実際に食べてどうなったのか、それが偶然ではなく、繰り返されるのかなど、色々な状況を考慮し、検査の必要性を判断します。不要な検査は、陽性反応を見た時にこれまで大丈夫だった食材まで避けたくなるという無駄な除去につながることが多いです。また、当然ですが採血は痛いです。当院は普通に静脈採血をしますが、敏感な指先からの採血は特に痛いです。できれば最低限にしたいところです。

Q2 乳児湿疹があるからアレルギー?

A2 乳児湿疹はアレルギーが主と思われていましたが、今は皮膚が薄く、涙・よだれ・汗が多いといった乳児の要素と、持って生まれた皮膚保水能力の差が主因と分かっています。乳児湿疹を放置すると、そこから色々な物質が侵入してアレルギーを引き起こす契機となることも分かっています。アレルギーから湿疹ではなく、湿疹からアレルギーなので、まずは徹底的なスキンケアが大事です。それでも改善しない時に検査や食物除去が考慮されます。

Q3 他院で処方されている薬が欲しい、本人なしで薬が欲しい

A3 札幌等への通院が大変だから当院で処方という場合は紹介状がないと難しいです。処方は症状の変化を見ながら行うものなので主治医にしてもらうのが一番です。それを代行するなら主治医の方針を知る必要があります。短期ならまだしも、何の情報もない方の処方を大量に希望されても期待に応えられません。当然ですが、本人なしの処方は規則で基本的に禁止されていますのでお許しください。

Q4 点滴や検査をして欲しい

A4 人体は水を貯められないので、脱水でない人に点滴しても効果なしです。また短時間で入る水分や栄養は僅かなので、本格的な脱水は入院して時間をかけ点滴する必要があります。口から飲んだ方が血管からより体に優しいです。点滴が血管外に漏れた場合に大きな傷跡を残すことも稀にあります。点滴は本当に必要な時にしかしません。また血液やウイルス検査等も、結果が治療方針の決定に必須で、保険診療の規則に合致する場合しか行いません。医学的、規則的な判断に伴わない、園や学校の希望による検査は自費検査とせざるを得ません。