医院名 |
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うとないキッズクリニック |
院長 |
鈴木 秀久(よしひさ) |
住所 |
〒059-1304 北海道苫小牧市北栄町1-22-36 |
診療科目 |
小児科、アレルギー科 |
電話番号 |
0144-53-8080 |
ワクチンセンターのような公営の予防接種専用の施設はないので、苫小牧市民である小児の定期ワクチンは市内の医療機関で受けることになります。
ワクチンは、副反応が出たり、病気にかかりスケジュールが狂ったりと、予定外のことが生じることがまれではありません。また、健診と一緒にワクチンを受けられると便利です。これらに対応できるのは、小児科専門医がいる医療機関になります。居住地の近隣に専門医が不在な場合はやむを得ないかもしれませんが、利便性のみに惑わされず、小児科専門医のいるところで接種することをお勧めします。
デビュー済みでも、小児科の看板あったが非専門医だった、市の出先機関と勘違いしていた、医師の診察や説明がなく心配だった、十分な説明なく標準と違うスケジュールで接種されたなどの理由で、途中から医療機関を切り替える方もいます。ワクチンの中身は変わりませんので、安心して小児科専門医のいるところに乗り換えて下さい。
(重要)感染性の病気が疑われる方とは、空調も独立させた別の待合でお待ちいただきます。玄関と最初の受付は共通ですが、風邪気味だけどワクチンに来た方や風邪気味の家族の方の入室を防ぐためと防犯のためです。空気感染する病気は裏玄関からの出入りです。飛沫感染する病気は表玄関や最初の受付ですれ違うだけではまず感染しません。まれに混雑時に不手際で受付に時間がかかってしまうことがあります。その際は遠慮なく「まだ?」とお声がけ下さい。
定期接種(院内に常備し、いつでも接種できるもの)
任意接種(院内に常備し、いつでも接種できるもの)
北海道でも平成28年4月1日から定期接種です。南国の病気のイメージですが交通網の発達、地球温暖化などにより北海道人も無縁ではありません。生後6か月より接種できますが、基本は3歳から始まり12歳までに完了です。なお、九州・中国・四国や東南アジア地域、これら以外の西日本でも近隣に豚や猪がいる地域に転居の予定があったり、頻繁に行ったりする小児では、接種の前倒しが推奨されます。その地域が前倒しすべき地域かどうか不明の場合は、その地域の小児が早めているかどうか、その地域の知り合いや小児科医院に確認してみるのが一番確実です。
基本の接種スケジュールは以下の通りですので、3歳になったら早速開始しましょう。7歳6ヵ月になる前に③まで終わらせる必要がありますが、①②③は標準的には約1年、最短でも7ヶ月弱かかるので、遅くとも6歳10ヵ月までには開始して下さい。④は9-12歳ですが、普通に①②③を接種している場合は11-12歳が理想です。
上記の期限を過ぎると、下記の例外★を除き、自費になります。それでも受けた方が良いです。
<★平成19年(2007年)4月1日までに出生の20歳未満の方>
20歳の誕生日の前日までに、特例で4回まで定期接種できます。①②③は最短でも7ヶ月程度を要し、③④は数年あけるのが理想です。早速開始して下さい。になります。
話題の副反応は、広範な疼痛や感覚・運動・自律神経・認知機能障害などの「多様な症状」です。調査の結果、同じような「多様な症状」が、ワクチンを受けていない少女にも同程度の頻度で存在することが明らかになり、ワクチンとの関連性は認められませんでした。ワクチン成分には問題なさそうだが、接種時の痛みや不安のストレスをきっかけに「多様な症状」を引き起こす可能性はあるかもしれないとの考えで良さそうです。このような「多様な症状」が起きる頻度は数百万接種の1回ととても低いのに対して、日本では子宮頸がんが原因で毎年約3,000人が命を落とし、10,000もの子宮が失われています。どちらを心配しますか?WHOから「安全上の問題は確認されていないのに、根拠のない主張にて接種率が低迷し、真の害悪をもたらすことを懸念する」と日本の政策に対する批判が出ています。他国も、世界中の日系人も迷わずワクチンを選んでいます。
性的な接触にて感染したウイルスが子宮頸がんの原因となるので、接触が始まる年齢になる前に済ませれば良いことになります。一般的に中学生では可能性は低いと思われますが、高校生になれば徐々に高くなると思います。定期接種できるのは小6~高1までで、接種完了まで6ヶ月が必要です。メリットの方がずっと大きいので接種が望ましく、厚労省も積極的勧奨(積極的に接種して!)と意思表示していますので、高校1年の夏休みまでには開始したいところです。なお、2023年春に新たな、より広範囲のウイルスをカバーし、かつ、15歳までに1回目を接種した場合は2回で終了することもできるワクチンも導入されましたので、接種をぜひ検討して下さい。
1962年(昭和37年)4月2日~1979年(昭和54年)4月1日生まれの男性の、風疹抗体検査・予防接種が原則無料となっています。期限は2025年(令和7年)3月31日までです。市町村から送付される案内をよくお読みのうえ、同封のクーポン券と本人確認ができる書類(運転免許証など)をお持ちになって受診下さい。クーポン券のない方は市町村に問い合わせ願います。
成人は小児より重症化しやすく、職場や家庭で妊婦に感染させると胎児の心臓・目・耳に障害が生じます。自分と周囲を守るため、まず抗体検査を受けましょう。感染済みと思っていても風疹に似た病気が沢山あります。抗体検査等で確定診断がついたわけでなければ、抗体検査が必要とお考え下さい。
ご不明な点がありましたらお電話下さい。なお、窓口が非常に混み合っている場合は、後にこちらからご連絡差し上げることもあります。その際はご容赦願います。